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mA / mT / mC : AI自動化ソリューション

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概要

mA / mT / mC」は、大手印刷ラボ向けに開発したBtoB向けAI画像補正システム群です。
数万枚規模の写真を日次で処理する現場において、従来人手で行っていた色調補正・トリミングといった作業を自動化します。
基幹システムと柔軟に連携が可能で、パイプライン設定機能によりAI処理前後に要求される画像処理等を自由に追加定義することができ、生産ラインや画像別にチューニングが可能です。

背景

大規模な印刷ラボでは、日々膨大な数の画像に対して補正作業が求められます。
従来は熟練オペレーターが一枚ずつ手作業で色味や明るさを調整し、トリミング位置を決定していましたが、人的コストの増大と仕上がり品質の安定化が課題となっていました。
特に商業写真などの小ロット・多品種印刷物では、「スピードと品質の両立」 が大きなテーマとなっていました。

商品紹介

mA / mT / mCは、顧客のカスタムAIモデルや弊社独自のAIモデルを用いて、画像補正作業を自動化します。いずれの商品も柔軟な外部連携機能を提供しており生産現場において最小限のカスタマイズで連携が可能となります。

連携方法

  1. API連携
    基幹システムや作業アプリケーションから直接APIコールすることで連携可能です。
  2. ホットフォルダ連携
    ネットワークフォルダを提供し、生産現場のPCから処理対象となる画像をドラッグ&ドロップすることで逐次一括処理を可能とします。
  3. コールドフォルダ連携
    処理対象画像が保存されている特定のフォルダを監視し、定期実行する方式です。
  4. DB連携
    処理情報が格納されているDBを監視し定期実行します。

mT

被写体を自動検出し、ルールベースでトリミングを自動化します。トリミング情報のみを座標情報として出力することもできますし、トリミング後の画像を出力することも可能です。

mC

画像の色調補正を自動化します。AIモデルのカスタマイズも可能で、色調補正前後画像をご用意いただくことでお客様毎のベストの色補正エンジンを構築することができます。

mA

mT, mCを含む弊社AIサービスを統合したシステムです。パイプライン設定により、AIモデルの選定、前処理、後処理を個別に設定可能です。メインシステムの再現環境やプロトタイプ環境としてお使いいただいております。

結果

本システムは現在、大手印刷ラボおよび卒業アルバム印刷ラボにて導入済みです。
導入後は補正工程の大幅な省力化を実現し、リードタイムの短縮品質の均一化に貢献しています。
AIによる再現性の高さが評価され、他印刷プロセスへの横展開も進められています。